【MLB東京シリーズ展望⑦】野球観戦の定番メニュー 2チームのホットドッグを紹介
2025.1.27 17:51 Monday
野球観戦の楽しみの1つが球場グルメだ。各球場で工夫を凝らしたメニューが提供されているが、球場グルメといえば、やはりホットドッグだろう。「MLB東京シリーズ」を戦う2チームの本拠地で販売されている、定番のホットドッグをあらためて紹介する。
まずは、ドジャー・スタジアムで販売されている「ドジャー・ドッグ」から。
長さ10インチ(約25cm)と、ソーセージがバンズからはみ出るサイズで見た目のインパクトもあるドジャー・ドッグ。年間で300万本弱を売り上げており、MLBで最も販売数が多い。過去には「1ドル・ドジャー・ドッグ・ナイト」と称して、1日限定で1ドルで提供するイベントも開催されていた。
1962年の誕生から60年以上も愛され続け、ドジャー・スタジアムの名物に。ドジャースファンで知られている俳優のブライアン・クランストンも「映画館に行ったらポップコーンを食べるように、ドジャースの試合を観にきたらドジャー・ドッグが欠かせない」と語っている。1本約1200円と、日本の球場グルメと比べたらやや高価だが、「ドジャー・スタジアムでドジャー・ドッグを食べる」という体験にこそ特別な価値があるのかもしれない。
続いて、リグレー・フィールドの「シカゴスタイル・ホットドッグ」を紹介しよう。
通称「シカゴ・ドッグ」と呼ばれるシカゴの伝統的なホットドッグ。〈Vienna Beef(ヴィエナ・ビーフ)〉のフランクフルトを、ケシの実がついたバンズに挟む。そこにマスタードとシカゴ風レリッシュ、新鮮な玉ねぎ、トマト、ピクルス、コショウ、セロリソルトをトッピングする。
「農園を通り抜けてきたような」と例えられるほどトッピングが豊富なシカゴ・ドッグは、通常ケチャップを使わないのが特徴。地域の伝統や文化を感じられるのも現地観戦の醍醐味だ。
3月18日・19日の2日間、東京ドームにて行われるドジャースとカブスの日本開幕戦「MLB東京シリーズ」でも、おいしいグルメを片手にメジャーリーガーたちの熱い試合を楽しみたい。