ブレグマンの去就は依然として不透明 5球団による争奪戦か
2025.1.28 11:19 Tuesday
ライアン・プレスリーのカブスへのトレードが決まった時点では、アストロズがアレックス・ブレグマンと再契約を結ぶのはほぼ確実と思われた。しかし、米公式サイト「MLB.com」でアストロズを担当するブライアン・マクタガート記者によると、アストロズはブレグマンとの再契約に失敗した場合に備え、ホルヘ・ポランコの調査を継続しているようだ。米メディア「ジ・アスレチック」によると、5球団がブレグマンに興味を示しており、「プレスリーのトレードが決まったあとも特に進展は見られない」状況だという。
アストロズはセットアッパーのベテラン右腕プレスリーをカブスへ放出することで合意。プレスリーの今季年俸1400万ドルのうち、アストロズが負担するのは550万ドルで、ペイロールを850万ドル削減することに成功した。これにより、ブレグマンへの再契約オファーを上積みすることが可能となり、米全国紙「USA Today」のボブ・ナイチンゲール記者は「アストロズがブレグマンと再契約するための扉が開かれた」と伝えていた。
しかし、ブレグマンの去就は依然として不透明だ。ブレグマンに興味を示しているのはアストロズだけではなく、5球団による争奪戦が展開されているとみられる。「ジ・アスレチック」によると、ブレグマン争奪戦が大きく進展している様子はないという。ブレグマンが決断を下すまでにはまだ時間がかかりそうな気配だ。
アストロズはブレグマン引き留めに失敗した場合に備え、「プランB」も準備しているとみられる。現在はマリナーズからFAとなったポランコに興味を示しているようだ。ポランコはオールスター・ゲーム選出の経験もある二塁手。ポランコの獲得を検討しているということは、アストロズはブレグマン再契約の成否にかかわらず、ホセ・アルトゥーベを二塁から左翼へコンバートすることを考えているのかもしれない。
アストロズ以外の球団では、メッツは撤退したとみられており、レッドソックスは短期契約を結ぶことに興味を示しているようだ。タイガースやブルージェイズも参戦しているとみられるが、ブレグマン争奪戦は最終的にどのような結末を迎えるのだろうか。