ドジャースがイェーツ獲得 1年1300万ドル+出来高で合意
2025.1.29 11:51 Wednesday
タナー・スコットの獲得に成功したドジャースがさらなるブルペン補強に動いた。レンジャーズからFAとなったベテラン右腕カービー・イェーツの獲得に向けて交渉を進めていることが報じられていたが、日本時間1月29日に米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が1年1300万ドルで合意したことを報じた。55試合に登板すると100万ドルの出来高が支払われるという。昨季33セーブ&防御率1.17のベテラン右腕が加わり、ドジャースのブルペンはさらに強化された。
現在37歳のイェーツはパドレス時代の2019年にメジャー最多の41セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得した実績を持つベテラン右腕。鋭く落ちるスプリッターを武器とし、レンジャーズと1年契約を結んだ昨季は61試合に登板して7勝2敗33セーブ、2ホールド、防御率1.17、85奪三振の好成績を残し、5年ぶり2度目となるオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、オールMLBの2ndチームにも選出された。
ドジャースは先週の時点でイェーツ獲得がほぼ決定的となり、一部メディアでは「暫定的に合意した」とも報じられていたが、イェーツが無事にドジャースの身体検査をパスしたことで、正式に契約が結ばれることに。昨年のポストシーズンで何度もブルペンゲームで戦い、ブルペンの層の厚さを証明したドジャースだが、そこにスコット、イェーツという大物2人が加わることになり、間違いなく球界最高と言えるブルペンが完成した。
ドジャースのブルペンは、右にイェーツ、ブレイク・トライネン、マイケル・コペック、エバン・フィリップス、左にスコット、アレックス・ベシア、アンソニー・バンダという顔ぶれ。ここにシーズン後半には剛腕ブルスダー・グラテロルが戻ってくることになる。また、ライアン・ブレイジャーは完全な余剰戦力となったため、今後はトレードに向けた動きが加速していくことになりそうだ。