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レッズが右打ちの外野手を確保 ヘイズと1年500万ドルで合意

2025.1.29 12:38 Wednesday

 今オフ、右打ちの外野手の獲得を最優先事項としていたレッズがようやくその補強ポイントに合致する選手を手に入れた。日本時間1月29日、米公式サイト「MLB.com」が関係者から得た情報によると、レッズはフィリーズからFAとなっていたオースティン・ヘイズと1年500万ドルの契約を結ぶことで合意。成績に応じて最大100万ドルの出来高が設けられているようだ。レッズの外野はTJ・フリードル、ジェイク・フレイリー、ウィル・ベンソンと左打者が多く、右打者のヘイズはチームにフィットしそうだ。

 現在29歳のヘイズは昨季途中にフィリーズへトレードされるまでオリオールズ一筋でプレーしてきた選手。2021年に自己最多の22本塁打を放ってレギュラー定着を果たし、2022年にはサイクル安打を達成し、2023年は自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。昨季は夏場のトレードでフィリーズへ移籍。2球団合計で85試合に出場したが、打率.255、5本塁打、20打点、OPS.699とレギュラー定着後では自己ワーストの成績に終わった。

 ヘイズの魅力は外野3ポジションを守れることに加え、左腕に強いこと。昨季は右腕を打率.203、OPS.568とさっぱり打てなかったが、左腕には打率.354、OPS.941という素晴らしい成績を残した。レッズは主力外野手に左打者が多いため、ヘイズは同じ右打ちの外野手であるスチュアート・フェアチャイルドとともに、対左腕時の起用が多くなることが予想される。

 また、ヘイズが本来のパフォーマンスを取り戻して外野のレギュラーの一角に定着した場合、レッズは昨季左翼手としての出場が多かったスペンサー・スティアーを一塁に戻すことが可能になる。レッズの一塁には若手のクリスチャン・エンカーナシオン=ストランドもいるが、現時点ではレギュラーが固定されていないポジション。ヘイズの加入により、選手起用の選択肢が増えたことだけは間違いないだろう。

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