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オリオールズがマテオとの調停を回避 今季の年俸は355万ドル

2025.1.29 14:09 Wednesday

 日本時間1月29日、オリオールズはホルヘ・マテオとの年俸調停を回避し、球団オプションが付属した1年契約を結んだことを発表した。米メディアの報道によると、マテオの今季の年俸は355万ドル。来季の球団オプションは年俸550万ドルだが、今季の打席数によって50万ドル増額され、600万ドルになる可能性があるという。オリオールズはマテオとの年俸調停を回避したことにより、年俸調停権を持つ全選手との契約更改を無事に終了した。

 現在29歳のマテオはメジャー6年目を迎える内野手。2022年にはア・リーグ最多の35盗塁を記録し、盗塁王のタイトルを手にした。しかし、それ以降は出場機会が減少しており、メジャー5年目となった昨季は68試合に出場して打率.229、5本塁打、18打点、13盗塁、OPS.668という成績。6月に脳震盪で1週間ほど離脱し、7月下旬には左ひじを亜脱臼してそのままシーズン終了となった。

 今季の年俸について、オリオールズが310万ドルを提示していたのに対し、マテオは400万ドルを希望。最終的にはその中間点で合意した形となる。なお、オリオールズはこれまで、デッドラインまでに合意できなかった選手とは必ずオプション付きの契約を結んできたが、マテオも過去の選手たちと同様に、球団オプションが付属した1年契約を結ぶことになった。

 マテオは本職の遊撃を中心に、一塁を除く内外野6ポジションを守ることができる選手だが、オリオールズは若手野手の台頭が著しく、マテオが入るレギュラーポジションは残っていない。左ひじ手術からの復帰が期待される今季は、内外野を兼任するユーティリティ・プレーヤーとしての起用が有力だ。もちろん、そのためには開幕ロースターに残ることが必要であり、左ひじの状態次第ではあるものの、スプリング・トレーニングを通して熾烈なロースター争いを繰り広げることになりそうだ。元盗塁王の意地に期待したい。

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