ブルージェイズがシャーザー獲得の最有力候補に浮上 米報道
2025.1.29 14:24 Wednesday
レンジャーズからFAとなった40歳のマックス・シャーザーは先日、獲得に興味を示す球団を対象にフロリダで公開投球練習を行った。ある関係者は「マックス・シャーザーらしい投球をしていた。サイ・ヤング賞に輝いたときほどの投手ではないが、依然として効果的な先発投手だと思う」とコメント。先発4~5番手候補として複数の球団が興味を示しているとみられる。そんななか、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者は、シャーザー争奪戦においてブルージェイズが最有力候補に浮上したことを伝えている。
フェインサンド記者によると、シャーザーに関心を示している球団のなかで、最も真剣にシャーザー獲得を考えている球団がブルージェイズだという。ブルージェイズはケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオス、クリス・バシットの先発3本柱がおり、昨季後半戦にはボーデン・フランシスが先発ローテーションの一角として台頭。しかし、先発5番手がおらず、佐々木朗希の獲得に失敗したため、現時点ではジャリエル・ロドリゲスが先発ローテーション入りする予定となっている。シャーザーを獲得できれば、先発5枚が確立するというわけだ。
ある関係者は「ブルージェイズは2ヶ月近く、シャーザーのことを追い続けている。シャーザー獲得の最有力候補であることは間違いないだろう」とコメント。ただし、フェインサンド記者は「ブルージェイズがポストシーズンに進出できるか不透明であること」をシャーザー獲得への障壁として挙げている。すでに殿堂入り確実と思われる輝かしいキャリアを過ごし、数々の栄冠を手にしてきたシャーザー。お金よりも「自身3度目のワールドシリーズ制覇」を優先しても不思議ではなく、もしシャーザーが「勝利」を優先するならば、激戦のア・リーグ東地区で苦戦が予想されるブルージェイズを新天地に選ぶかどうかは微妙なところだ。
ある関係者は「1年契約で済むからブルージェイズにはフィットする選手だ。しかし、それは他球団にも同じことが言える」と語る。シャーザーは新天地としてどの球団を選ぶのか。いずれにせよ、決断の日はそう遠くはなさそうだ。