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マリナーズが「もう1人のルイス・カスティーヨ」と契約合意

2025.1.29 14:50 Wednesday

 マリナーズは今オフ、エース格の右腕ルイス・カスティーヨをトレードで放出する可能性が取り沙汰されているが、日本時間1月29日には「もう1人のルイス・カスティーヨ」とマイナー契約を結ぶことで合意した。マイナー契約で合意したのは29歳の右腕ルイス・フェリペ・カスティーヨ。2023年に千葉ロッテマリーンズ、2024年にオリックス・バファローズでプレーした選手であり、マリナーズの先発ローテーションの一角を担っている32歳の右腕ルイス・ミゲル・カスティーヨとは全くの別人である。

 今回マイナー契約を結んだルイス・F・カスティーヨはドミニカ共和国出身で、2022年にタイガースでメジャーデビューして3試合に登板。同年オフに海を渡って日本プロ野球の千葉ロッテと契約し、12試合に登板して3勝3敗、1ホールド、防御率3.12を記録した。千葉ロッテを自由契約となり、オリックスと契約した昨季は15試合に登板して3勝5敗、防御率2.96を記録。決して悪い成績ではなかったが、シーズン終了後に自由契約となり、米球界復帰となった。

 ルイス・F・カスティーヨのマイナー契約にはスプリング・トレーニングへの招待が含まれており、今後はロースター40人枠外の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りを目指すことになる。昨季リーグ1位のチーム防御率を記録した強力投手陣に割って入ることができるか注目だ。

 一方、ルイス・M・カスティーヨはメジャー通算73勝の実績を持つ。ドミニカ共和国出身の右腕という点は共通しているが、置かれている立場は全く違う。メジャー8年目の昨季は30試合に先発して11勝12敗、防御率3.64、175奪三振を記録。5年契約をあと3年残しているが、今オフはトレードの噂が絶えない。一時はレッドソックスが獲得を狙っていたが、吉田正尚の契約を引き取ることをマリナーズが拒否し、トレード交渉が破談になったことが明らかになっている。

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