メッツが救援右腕スタネックと再契約へ 1年450万ドルで合意
2025.1.30 05:50 Thursday
日本時間1月30日、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、メッツは自軍からFAとなっていた速球派の救援右腕ライン・スタネックと再契約を結ぶことで合意に至ったようだ。契約条件は1年450万ドルで、成績に応じて50万ドルの出来高が支払われるという。スタネックは昨夏のトレード・デッドラインでマリナーズからメッツへ移籍。アストロズ時代からポストシーズンの経験が豊富で、昨季の7試合を含め、通算30試合に登板している。
現在33歳のスタネックは2017年にレイズでメジャーデビュー。2018年に29試合、2019年にも27試合に先発しているが、これは一般的な先発投手として起用されたわけではなく、レイズが導入した「オープナー」を務めたものである。2019年途中にマーリンズへ移籍し、2021年からの3シーズンはアストロズでプレー。昨季はマリナーズとメッツで合計63試合に登板して55回1/3を投げ、7勝3敗7セーブ、17ホールド、防御率4.88、67奪三振を記録した。
マーリンズ時代の2020年、アストロズ時代の2021~23年、そしてメッツでプレーした昨季と5年連続でポストシーズンに出場しており、通算30登板で防御率2.89、被打率.147と安定したパフォーマンスを披露。4シーム主体の速球派右腕として知られており、昨季も平均98マイル前後の4シームが全投球の6割を占めていた。4シーム以外にはスプリッター、スライダー、シンカーを投げる。
メッツは今オフ、守護神エドウィン・ディアスにつなぐ役割を担うセットアッパーとしてA・J・ミンターを獲得。スタネックと再契約を結んだことにより、勝ちパターンの継投に厚みが増した。メッツのブルペンはディアス、ミンター、スタネックのほか、リード・ギャレット、ホセ・ブットー、ショーン・リード=フォーリー、デドニエル・ヌニェス、ダニー・ヤングといった顔ぶれになることが予想されている。