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双子が再び離れ離れに テイラー・ロジャースがレッズ移籍へ

2025.1.30 06:50 Thursday

 日本時間1月30日、レッズがブルペン補強に動いた。「FanSided」のロバート・マレー記者が報じたところによると、レッズはジャイアンツとのトレードで救援左腕テイラー・ロジャースを獲得したようだ。ロジャースは一卵性双生児として知られており、直近2年間はテイラーとタイラーの2人が同じ球団でプレーしていたが、再び離れ離れに。マレー記者によると、レッズはロジャース獲得の対価として25歳の救援右腕ブラクストン・ロクスビーを放出するようだ。

 ロジャースは現在34歳のベテラン左腕。ツインズ時代はセットアッパーやクローザーとして活躍し、2021年には地元コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで開催されたオールスター・ゲームに選出されている。パドレスとブリュワーズを経て、2023年からは双子の弟であるタイラー・ロジャースが所属するジャイアンツでプレー。昨季は64試合に登板して60イニングを投げ、1勝4敗、8ホールド、防御率2.40、64奪三振の好成績をマークした。

 ロジャースはジャイアンツと3年3300万ドルの契約を結んでおり、今季が契約最終年。今季の年俸は1200万ドルである。ジャイアンツがこのタイミングでロジャース放出に踏み切ったのは、次の大型補強への布石となる可能性がある。ちなみに、ロジャース兄弟は30秒だけ早く生まれたテイラーが兄。テイラーがオーソドックスな左腕であるのに対し、弟タイラーは右のアンダーハンドである。

 ロジャースの対価としてレッズからジャイアンツへ移籍するロクスビーは2020年にドラフト外でプロ入りした25歳の救援右腕。マイナー通算130試合にすべてリリーフで登板しており、昨季はマイナーAA級で39試合に登板して0勝4敗3セーブ、2ホールド、防御率5.21という成績だった。三振奪取能力の高さと被本塁打の少なさが光る一方で、制球面に課題を抱えている。新天地ジャイアンツでの成長に期待したい。

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