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パイレーツがオビエドとの年俸調停に勝利 昨季は故障で全休

2025.1.30 17:32 Thursday

 日本時間1月30日、パイレーツが右腕ヨハン・オビエドとの年俸調停に勝利したことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者などが報じている。オビエドは2023年に初めて1年間ローテーションを守り、自己最多の9勝を挙げたものの、トミー・ジョン手術を受けたため昨季は全休。今オフ初めて年俸調停権を取得し、今季の年俸として115万ドルを希望していたが、年俸調停の結果、球団側の主張が認められ、今季の年俸は85万ドルに決定した。

 現在26歳のオビエドは2020年にカージナルスでメジャーデビューしたキューバ出身の右腕。2022年のトレード・デッドラインでパイレーツへ移籍し、新天地で先発ローテーション定着を果たした。2023年は飛躍の1年となり、シーズンを通して先発ローテーションを守り抜き、32試合に先発。177回2/3を投げて規定投球回をクリアしただけでなく、メジャー初完投初完封を含む9勝14敗、防御率4.31、158奪三振と結果を残した。

 ところが、昨年3月にトミー・ジョン手術を受けることが決まり、昨季は全休。今季は戦列に復帰し、ポール・スキーンズ、ミッチ・ケラー、ジャレッド・ジョーンズに続く先発4~5番手を務める見込みとなっている。パイレーツにはババ・チャンドラーを筆頭に、複数の投手プロスペクトがおり、オビエドが先発ローテーションの座を維持するためには、シーズン序盤から結果を出すことが求められるはずだ。

 なお、MLB全体では年俸調停権を持つ選手のうち17人が期限までに球団と合意できなかったが、そのうちホルヘ・マテオ(オリオールズ)、ジャレン・デュラン(レッドソックス)、テイラー・ウォールズ(レイズ)、ホセ・キハダ(エンゼルス)、カイル・タッカー(カブス)、アレックス・ベシア(ドジャース)の6人はすでに調停を回避して契約更改を済ませている。オビエドの年俸調停が終了し、残りはラーズ・ヌートバー(カージナルス)など10人だけとなった。

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