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マリナーズがポランコと再契約へ 三塁手として起用する方針

2025.1.31 10:43 Friday

 日本時間1月31日、マリナーズが自軍からFAとなったホルヘ・ポランコと再契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、契約条件は1年775万ドル+オプション1年。今季の年俸は700万ドルで、来季の契約は相互オプション(バイアウト75万ドル)だが、今季の打席数によって来季の契約が保証される。なお、マリナーズはポランコを正三塁手として起用する方針のようだ。

 現在31歳のポランコはドミニカ共和国出身の内野手。2014年にツインズでメジャーデビューし、急成長を遂げた2019年にオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、2021年には自己最多の33本塁打&98打点をマークした。しかし、それ以降は故障の影響もあって成績が低下し、昨年1月に1対4の大型トレードでマリナーズへ移籍することになった。

 昨季前半戦は61試合に出場して打率.197、5本塁打、OPS.567と全く打てなかったが、後半戦は57試合で打率.230、11本塁打、OPS.740とやや復調。シーズントータルでは118試合に出場し、打率.213、16本塁打、45打点、4盗塁、OPS.651という成績だった。OPSは自己ワーストだったが、本調子を取り戻せばメジャー全体でも貴重な強打の内野手(しかもスイッチヒッター)であり、内野手の打撃力が弱点となっているマリナーズが再契約に動いたのも頷ける。

 マリナーズの内野陣は一塁ルーク・レイリー、二塁ディラン・ムーア、三塁ポランコ、遊撃J・P・クロフォードが基本の布陣となり、新加入のドノバン・ソラーノは対左腕用の一塁手を務めつつ、二塁や三塁のバックアップとしても起用されることになるだろう。シーズン途中には有望株コール・ヤングの昇格も期待されており、ソラーノの加入とポランコとの再契約によって、内野陣はある程度今季の形が見えてきた。

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