ドジャースがイェーツ獲得を正式発表　ブレイジャーがDFAに

2025.1.31 11:08 Friday

　日本時間１月31日、ドジャースはベテラン救援右腕カービー・イェーツと１年1300万ドルの契約を結んだことを正式に発表した。ロースターの40人枠はすでにフルに埋まっていたため、イェーツ加入の枠を空けるために、救援右腕ライアン・ブレイジャーがDFAに。ドジャースは今後、ブレイジャーのトレードを模索し、トレードが決まらなかった場合はブレイジャーをリリース（解雇）することになると思われる（リリースした場合、今季の年俸はドジャースが負担する）。

　ドジャースはタナー・スコットに続いてイェーツも獲得。大物２人が加入したことにより、昨季のワールドシリーズ制覇を支えた強力ブルペンはさらに強化された。ドジャースのブルペンは右４枚（イェーツ、ブレイク・トライネン、マイケル・コペック、エバン・フィリップス）、左３枚（スコット、アレックス・ベシア、アンソニー・バンダ）というメンバーになることが予想され、ブレイジャーは完全な余剰戦力に。マイナーに落とすこともできないため、やむを得ずDFAすることになった。

　DFAとなった選手は、ただちにロースターの40人枠から除外され、球団にはその選手の処遇に関して７日間の猶予期間が与えられる。ドジャースはこの期間中にブレイジャーのトレード成立を目指すことになるが、トレードが決まらない場合はリリース（解雇）に向けてウエーバー公示する。ブレイジャーは今季の年俸が450万ドルと高額ではないため、トレードでの獲得に興味を示す球団はあると思われるが、ブレイジャーがリリースされてＦＡになったあとなら最低保証年俸で契約することができるため、他球団はそこまで待つという可能性もある。

　なお、ドジャースはレジェンド左腕のクレイトン・カーショウとの再契約が確実視されているが、カーショウとの再契約は故障者リストが使えるようになり、ロースターの枠を空けることが可能になるスプリング・トレーニング開始後になる可能性が高い。ドジャースは60日間の故障者リストに入る予定の選手が複数いるため、スプリング・トレーニング開始後にも補強が行われる可能性は残っている。