エンゼルス・モニアックが調停に勝利 今季は年俸200万ドル
2025.2.1 09:37 Saturday
日本時間2月1日、ミッキー・モニアック(エンゼルス)が年俸調停に勝利したことを米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じた。今季の年俸について、モニアックが200万ドルを希望していたのに対し、エンゼルスの提示額は150万ドル。最後まで合意に至らず、年俸調停が行われたが、モニアック側の主張が認められた。MLBでは年俸調停が行われた場合、球団側の提示額か選手側の希望額のいずれかが今季の年俸として採用されることになっている。
現在26歳のモニアックは2016年のドラフトでフィリーズから全体1位指名を受けた元トップ・プロスペクト。2020年にメジャーデビューし、2022年途中にノア・シンダーガードとのトレードでエンゼルスへ移籍してきた。移籍2年目の2023年から出場機会を増やし、この年は85試合に出場して打率.280、14本塁打、45打点、6盗塁、OPS.802の好成績をマーク。昨季は自己最多の124試合に出場したが、打率.219、14本塁打、49打点、8盗塁、OPS.646と精彩を欠いた。
モニアックは今オフ、年俸調停権を取得。移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「2023年の活躍がモニアックにとって有利に働いたのだろう。今後の年俸は球団提示の150万ドルではなく、モニアックが勝ち取った200万ドルを基準に決まっていくことになった」と伝えている。モニアックがFAになるのは2027年シーズン終了後で、エンゼルスにはあと3シーズン分の保有権がある。今季はテイラー・ウォード、マイク・トラウト、ジョー・アデルの外野陣をサポートする「外野4番手」という位置づけだ。
なお、エンゼルスは金額提示期限までに合意できなかった3選手のうち、左腕ホセ・キハダとは年俸調停を回避してオプション付きの1年契約を結んだ。今回、モニアックの年俸調停が終了し、残りはユーティリティ・プレーヤーのルイス・レンヒーフォだけということに。レンヒーフォが595万ドルを希望しているのに対し、エンゼルスは580万ドルを提示し、まだ合意に至っていない。