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ブリュワーズが正捕手との調停を回避 1年610万ドルで合意

2025.2.1 10:20 Saturday

 日本時間2月1日、ブリュワーズは正捕手ウィリアム・コントレラスとの年俸調停を回避し、年俸調停権を持つ全選手との契約更改を無事に終了した。地元紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」のカート・ホッグ記者によると、ブリュワーズとコントレラスは1年610万ドル+球団オプション1年の契約を結ぶことで合意。コントレラスは今オフ、初めて年俸調停権を取得し、ブリュワーズは2027年シーズンまで(あと3年)コントレラスを保有することができる。

 現在27歳のコントレラスは、カブスで活躍して現在はカージナルスに在籍しているウィルソン・コントレラスの弟として知られる選手。2020年にブレーブスでメジャーデビューし、20本塁打とブレイクした2022年にはオールスター・ゲーム選出を果たしたが、同年オフにアスレチックスを含めた大型三角トレードでブリュワーズへ移籍することになった。新天地ブリュワーズでは正捕手に定着し、2年連続シルバースラッガー賞。昨季は155試合に出場して打率.281、23本塁打、92打点、9盗塁、OPS.831と自己最高の成績を残し、2年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、MVP投票では5位にランクインした。

 初めて年俸調停権を取得したコントレラスは、今季の年俸として650万ドルを希望。それに対し、球団側は560万ドルを提示していたが、最終的にはほぼ中間額で話がまとまった。コントレラスの今季の年俸は600万ドルで、2026年シーズンの契約は年俸1200万ドル(バイアウト10万ドル)の球団オプション。つまり、コントレラスは1年610万ドルを保証されることになる。なお、球団オプションが破棄されたとしても、コントレラスはFAになるわけではなく、保有権はブリュワーズにある。

 ブレーブスからの移籍後、2年連続でチームMVPに選ばれているコントレラス。今季も攻守の要として、チームを牽引していく働きが期待される。

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