アストロズ以外の球団がブレグマンに6年契約を提示 米報道
2025.2.1 11:28 Saturday
日本時間では2月が始まったが、アストロズからFAとなったアレックス・ブレグマンは依然として契約が決まらない状況が続いている。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、アストロズから提示された5年1億5600万ドルの再契約オファーを拒否したことが明らかになっているブレグマンは、「希望する移籍先ではない球団」から6年契約のオファーを提示されているようだ(1年目終了後のオプトアウト付き)。アストロズ残留の可能性も残されているが、争奪戦の行方は不透明だ。
ヘイマン記者は、ブレグマン争奪戦に加わっている球団としてカブス、タイガース、レッドソックスの名前を挙げている。一方、米全国紙「USA TODAY」のボブ・ナイチンゲール記者は、ブルージェイズがブレグマンに対して6年契約を提示した可能性に言及した。ただし、ヘイマン記者が報じている「6年契約を提示した球団」がブルージェイズであるかどうかは定かではない。ブレグマンに対して2球団以上が6年契約を提示している可能性もある。
アストロズは今オフ、クリスチャン・ウォーカーとイサーク・パレイデスを獲得し、内野のレギュラーを確定させた。しかし、デイナ・ブラウンGMはブレグマンと再契約を結ぶ可能性が完全に消滅したわけではないことを明かしており、球団の看板選手である正二塁手ホセ・アルトゥーベの左翼転向プランも浮上している。ブレグマンとの再契約に成功した場合は、パレイデスを三塁から二塁に回し、アルトゥーベを左翼にコンバートする見込みだ。
レッドソックスはブレグマンを獲得した場合、二塁手として起用する可能性があるものの、二塁にはクリスチャン・キャンベルという有望株がいるため、ブレグマンを獲得する場合、長期契約は避けたいはず。カブスも三塁にはマット・ショウという有望株がいるため、ブレグマンとの長期契約はチーム状況にフィットしない。両球団ともブレグマンが短期契約に応じる姿勢を見せれば、獲得に乗り出す可能性はあるだろう。
となると、すでに5年契約を提示しているアストロズのライバルは、タイガースかブルージェイズということになるかもしれない。タイガースはアストロズ監督時代からブレグマンとは旧知の仲であるA・J・ヒンチ監督がおり、打線の強化が課題。ブルージェイズは確固たる三塁のレギュラーが不在という状況だ。果たして、ブレグマンは最終的にどの球団と契約することを選択するのだろうか。