アロンソの移籍先に「伏兵」が登場する可能性 米記者が言及
2025.2.1 13:00 Saturday
メッツとの再契約交渉が進展せず、日本時間で2月を迎えた現在も移籍先が決まらない状況が続いているピート・アロンソ。そんななか、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、アロンソの移籍先候補として意外な球団の名前を挙げている。これまで1度もアロンソの移籍先候補として登場していないレッズだ。ヘイマン記者はレッズの本拠地グレートアメリカン・ボールパークが打者有利の球場であることに言及し、「レッズがアロンソ獲得を検討する可能性がある」と伝えている。
ヘイマン記者は「FAのスター選手が球界で最大の都市(=ニューヨーク)から市場規模の小さいシンシナティやミルウォーキーへ移籍することは一般的ではない」と前置きしつつ「シンシナティの球場は狭い。アロンソにとって、早期のオプトアウトで再び大型契約を狙うためには、打者有利の球場を本拠地とするレッズは適した移籍先かもしれない」と伝えた。
レッズの本拠地グレートアメリカン・ボールパークは極めて打者に有利な球場として知られている。アロンソにとって、今季打撃成績を大きく向上させ、1年後に再びFAとなって大型契約を狙うのであれば、レッズのような打者有利の本拠地球場を持つ球団とオプトアウト付きの短期契約を結ぶというのは1つの選択肢となるかもしれない。
レッズは現在、確固たる一塁のレギュラーがおらず、スペンサー・スティアー、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランド、ジェイマー・キャンデラリオの3人が一塁手としての出場機会を得る見込み。確実にシーズン30本塁打を計算できるようなスラッガーも不在であり、2020年以来5年ぶりのポストシーズン進出を狙ううえで、アロンソはチームにフィットする存在と言えそうだ。
現時点ではレッズが実際にアロンソ獲得に乗り出しているわけではなく、ヘイマン記者が「可能性」の話をしているに過ぎない。しかし、コービン・バーンズがダイヤモンドバックスに「逆オファー」したように、選手側から売り込みをかけるのも1つの方法。アロンソは自身の価値を立て直すために、打者有利の球場でプレーすることを検討しても良いのかもしれない。