ドジャースGM キケ再契約について「ドアは開かれている」
2025.2.2 09:58 Sunday
日本時間2月2日、ドジャースはファン感謝デー「ドジャース・ファンフェスタ」を開催。そのなかでブランドン・ゴームスGMは、自軍からFAとなっているキケ・ヘルナンデスについて「引き続きドアは開かれている」と再契約の可能性が残っていることを明らかにした。クレイトン・カーショウとの再契約交渉も継続しているドジャースだが、勝負強いユーティリティ・プレーヤーの引き留めも検討しているようだ。
現在33歳のヘルナンデスはプエルトリコ出身のユーティリティ・プレーヤー。昨季は右翼を除く内外野6ポジションをこなし、投手としての登板も4度あった。レギュラーシーズンは126試合に出場して打率.229、12本塁打、42打点、OPS.654と低調だったが、ポストシーズンで本領を発揮。14試合に出場して打率.294、2本塁打、6打点、OPS.808と勝負強いバッティングを見せ、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。
そんなヘルナンデスにはヤンキースが興味を示していることが報じられている。内外野どこでも守れる選手であり、大舞台にも強いため、ワールドシリーズ制覇を狙うコンテンダーであれば、どの球団にもフィットする存在と言える。ただし、ドジャースは主力野手のうち、マイナー・オプションを保持しているのがキム・ヘソン、アンディ・パヘス、ジェームス・アウトマンしかおらず、ヘルナンデスと再契約を結んだ場合、ロースターはさらにフレキシビリティを失うことに。場合によっては4年契約の最終年を迎えたクリス・テイラーのDFAが検討される可能性もある。
ドジャースは現時点でロースターの40人枠が埋まっているものの、スプリング・トレーニングが始まって故障者リストが解禁されれば、長期離脱が確定しているブルスダー・グラテロル、ギャビン・ストーン、リバー・ライアンらを60日間の故障者リストに移すことで枠を空けることができる。カーショウとの再契約は故障者リストの解禁後になる可能性が高く、ヘルナンデスと再契約する場合も残留決定は枠空けを行ったあとになるかもしれない。