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パドレスがボガーツを遊撃、モレホンを救援で起用 監督明言

2025.2.2 10:31 Sunday

 日本時間2月2日、パドレスのマイク・シルト監督はファン感謝デー「ファンフェスタ」の場でメディアの取材に応じ、キム・ハソンの退団によって空いた遊撃のポジションについて、大方の予想通りにザンダー・ボガーツが復帰することを正式に発表した。「ボガーツとはいい会話ができているし、彼は遊撃に戻ってプレーするためのトレーニングを開始している。とても喜んでくれていたよ」とシルト監督。また、先発転向が噂されていたエイドリアン・モレホンを引き続きブルペンの一角として起用する方針も明かした。

 現在32歳のボガーツは長年レッドソックスの正遊撃手として活躍し、2022年12月に11年2億8000万ドルの超大型契約でパドレスへ移籍。1年目は正遊撃手として起用されたが、昨季はキム・ハソンに遊撃のポジションを譲る形で二塁へコンバートされていた。打撃面では1年目こそ打率.285、19本塁打、OPS.790と及第点の成績を残したものの、昨季は故障離脱の影響もあって打率.264、11本塁打、OPS.688と低迷。慣れ親しんだ遊撃のポジションに戻り、再び強打を発揮することが期待される。

 キム・ハソンの退団で空いた遊撃にボガーツが戻ることで、今度は二塁のポジションが空くことになるが、ここにはジェイク・クロネンワースが入る予定だ。ここ数年、一塁と二塁を行き来していたクロネンワースだが、今季は二塁固定が有力。そして、一塁には首位打者ルイス・アライズが入る見込みだが、アライズに関してはトレードの噂も絶えない。

 また、先発転向が噂されていたモレホンは今季もブルペンの一角を担うことが決まった。現在25歳のモレホンは昨季60試合に登板して防御率2.83を記録。タナー・スコットが退団したことにより、ブルペンで最も信頼できる左腕となったため、「先発に回すわけにはいかない」という判断に至ったようだ。シルト監督は「昨季のような活躍だけでなく、さらなる成長を見せてほしい」とブルペンの柱として期待を寄せている。

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