ポジション別ランキング 大幅に順位を上げた12人の選手たち
2025.2.3 11:34 Monday
毎年恒例となっている「MLBネットワーク」のポジション別ランキング・トップ10は今年で15年目を迎えた。すでに全ポジションのトップ10の発表が終了しており、各ポジションのトップ10に選ばれた選手のなかには、昨年のランキングから大幅に順位を上げた選手もいる。米公式サイト「MLB.com」では、昨年のランキングでトップ10圏外だったにもかかわらず、今年のランキングでトップ5に名を連ねた12人の選手をピックアップ。急成長した若手や復活したベテランが名を連ねている。
昨年のランキング圏外から1位にジャンプアップした選手はいなかったものの、圏外から2位となった選手は4人いた。先発投手部門のタリック・スクーバル(タイガース)、中堅手部門のジャクソン・メリル(パドレス)、左翼手部門のジャレン・デュラン(レッドソックス)、そして救援投手部門のケイド・スミス(ガーディアンズ)だ。いずれも昨季ブレイクした若手であり、特にスクーバルは投手三冠を獲得してサイ・ヤング賞も受賞している。
先発投手部門のクリス・セール(ブレーブス)と左翼手部門のイアン・ハップ(カブス)は昨年のランキング圏外から一気に3位へ浮上。完全復活を遂げてサイ・ヤング賞に輝いたセールは納得だが、ハップが昨年のトップ10から漏れていたのは意外な印象も受ける。
先発投手部門のポール・スキーンズ(パイレーツ)、救援投手部門のエマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)、二塁手部門のブレンダン・ドノバン(カージナルス)は昨年のランキング圏外から4位に登場。スキーンズやクラセは今季の活躍でさらに順位を上げる可能性もありそうだ。
そして、二塁手部門のジャズ・チザムJr.(ヤンキース)、救援投手部門のメイソン・ミラー(アスレチックス)、左翼手部門のライリー・グリーン(タイガース)は昨年のランキング圏外から5位となった。ほかにも昨年のランキング圏外からトップ10入りした選手は多数おり、毎年新たなスター選手が登場するのもMLBの魅力と言える。来季はどんな選手が圏外からのジャンプアップを果たすか楽しみだ。