フラハティがタイガース復帰 2年3500万ドルで合意との報道
2025.2.3 12:22 Monday
日本時間2月3日、タイガースがドジャースからFAとなっていた右腕ジャック・フラハティと2年3500万ドルの契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者などが報じている。今季の年俸は2500万ドルで、今季終了後にオプトアウト可能。また、来季タイガースに残留する場合の年俸は1000万ドルだが、今季15試合以上に先発した場合、2000万ドルに増額されるという。基本的には今季終了後に再びFAとなることを前提とした契約と言えそうだ。
現在29歳のフラハティはメジャー3年目の2019年にサイ・ヤング賞投票で4位にランクインするなど、カージナルスのエース格として期待されていた投手。しかし、故障もあって完全開花には至らず、2023年途中にオリオールズへ放出された。
タイガースと1年契約を結んだ昨季は18先発で7勝5敗、防御率2.95の好成績を残し、夏場のトレードでドジャースへ移籍。ドジャースでは10先発で6勝2敗、防御率3.58をマークし、故障者続出の先発ローテーションを支えた。ポストシーズンでは5度の先発登板で1勝にとどまったが、自身初のワールドシリーズ制覇を経験。シーズン終了後、地元球団ドジャースへの残留を希望していたが、ブレイク・スネルと佐々木朗希の加入で残留の可能性はほぼ消滅し、今日に至るまで契約が決まらない状態が続いていた。
タイガースは昨季所属時に好成績を残したフラハティを高く評価していたと言われており、短期契約での呼び戻しに成功した。これで先発ローテーションはタリック・スクーバルとフラハティの二本柱が中心となり、若手のリース・オルソン、新加入のアレックス・カッブ、元有望株のケーシー・マイズ、トップ・プロスペクトのジャクソン・ジョーブと続く。契約最終年を迎えている前田健太にも開幕ローテ入りのチャンスが与えられる見込みだが、フラハティの復帰により、一気に先発陣の充実度が増したと言えそうだ。