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フラハティ獲得のタイガース 引き続きブレグマン獲得を狙う

2025.2.4 09:57 Tuesday

 ドジャースからFAとなっていたジャック・フラハティとオプトアウト付きの2年契約を結ぶことで合意したと報じられているタイガースだが、補強の手を緩めるつもりはないようだ。今オフここまでフラハティ、アレックス・カッブ、トミー・ケインリー、グレイバー・トーレスを獲得して戦力を強化したタイガースは、引き続きアレックス・ブレグマンの争奪戦に加わっているという。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のバスター・オルニー記者や地元紙「デトロイト・フリー・プレス」のエバン・ペッゾルド記者が報じている。

 不動の正三塁手としてアストロズの黄金期を支えてきたブレグマンは今オフ、キャリアで初めてFAに。再契約を目指すアストロズはオフシーズンの早い段階で6年1億5600万ドルのオファーを提示したことが明らかになっているが、ブレグマンはこれを拒否し、現在に至るまで所属チームが決まらない状況が続いている。

 米メディア「ジ・アスレチック」のチャンドラー・ローム記者とケン・ローゼンタール記者は、5球団がブレグマン獲得に興味を示していることを報じており、ペッゾルド記者はタイガース、アストロズのほかに、レッドソックス、ブルージェイズ、カブスの名前を挙げている。アストロズは6年1億5600万ドルのオファーを取り下げておらず、ブレグマン自身も短期契約に応じる姿勢は見せていないため、アストロズ以外の球団がブレグマンを獲得するためには、アストロズのオファーを上回ることが必要になるだろう。

 タイガースは充実しつつある投手陣とは対照的に、打線の弱さが目立つ。昨季はジオ・ウルシェラの不振もあり、5人の選手が三塁手として10試合以上にスタメン起用されるなど、三塁のレギュラーを固定できなかった。ブレグマンはそうした状況を打破するためにうってつけの存在だ。また、元アストロズ監督のA・J・ヒンチがチームを率いていることも、ブレグマン獲得を目指すうえでは有利に働くかもしれない。

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