English Español 韓国語

レイズがアレックス・ファエドを獲得 タイガースとトレード

2025.2.4 10:25 Tuesday

 日本時間2月4日、レイズはタイガースとのトレードで右腕アレックス・ファエドを獲得したことを発表した。2017年ドラフト1巡目(全体18位)指名でプロ入りし、昨季も37試合に登板したファエドだが、タイガースがトミー・ケインリーを補強したことでDFAとなり、ロースターの40人枠登録外に。そこをレイズが獲得に動いた形となる。レイズはトレードの対価としてマイナー捕手のエンデルソン・デルガドに加え、金銭をタイガースへ譲渡している。

 現在29歳のファエドは2022年にメジャーデビュー。最初の2年間は主に先発で起用されていたが、昨季はロングリリーフ担当としてイニング跨ぎの登板をこなす機会が多かった。メジャー3年目の昨季は自己最多の37試合(うち6先発)に登板して57回1/3を投げ、5勝3敗、8ホールド、防御率3.61、55奪三振とまずまずの成績。しかし、8月下旬に右肩を痛めて故障者リスト入りし、復帰できないままシーズンを終えた。

 レイズとしては、メジャーでの実績がある投手を獲得し、ブルペンの競争がさらに激しくなった。開幕ロースター入りが確実と言えるのはピート・フェアバンクス、エドウィン・ウセタ、ギャレット・クレビンジャー、マニュエル・ロドリゲスの4人(いずれもマイナー・オプションなし)。残りの3~4枠をメイソン・モンゴメリー、ケビン・ケリー、ハンター・ビギー、コール・サルサー、ジェイコブ・ワゲスパック、マイク・バシル、ファエドらが争うことになる。サルサーとファエドはマイナー・オプションがなく、バシルはルール5ドラフト経由で加入した選手のため、開幕ロースターに残れない場合はチームを去ることになるだろう。

 なお、レイズはファエド獲得に伴い、若手内野手のオスレイビス・バサベをDFAとしている。現在24歳のバサベは2023年にメジャーデビューして31試合に出場。しかし、昨季はメジャーでの出場機会がなく、マイナーでもOPS.670と結果を残せなかった。

spotvnow