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惜しくもトップ100入りを逃した有望株たち 104盗塁の韋駄天も

2025.2.4 12:00 Tuesday

 米公式サイト「MLB.com」は先日、2025年版のプロスペクト・ランキング全体トップ100を発表した。佐々木朗希(ドジャース)が日本人選手では大谷翔平以来の1位となり、トップ100のリストには各球団の超有望株たちがズラリと名を連ねた。トップ100が決定したということは、その裏で惜しくもトップ100入りを逃した選手たちもいる。米公式サイト「MLB.com」では惜しくもトップ100入りを逃した有望株10人をピックアップして紹介している。

 今回選ばれた10人のうち、唯一すでにメジャーデビューしているのがジェイス・ヤング(タイガース)だ。ジョシュ・ヤング(レンジャーズ)の弟であり、2022年ドラフト1巡目(全体12位)指名でプロ入り。強打の内野手として期待され、昨年8月にメジャーデビューしたが、34試合で打率.241、0本塁打、3打点、OPS.666にとどまった。メジャーで最初から結果を残せていれば、トップ100入りに手が届いたかもしれない。

 チャンドラー・シンプソン(レイズ)も注目の存在だ。2023年にマイナー最多タイの94盗塁を記録し、昨季はそれを上回る104盗塁をマーク。A+級とAA級の合計110試合で打率.355、出塁率.410、OPS.807の好成績を残し、昨秋のプレミア12でもアメリカ代表の一員として、その韋駄天ぶりを遺憾なく発揮した。早ければ今季中にもメジャーの舞台でその爆発的なスピードを観られるかもしれない。

 ほかの8人はカーソン・ベンジ(メッツ)、ライアン・クリフォード(メッツ)、ジミー・クルックス(カージナルス)、アグスティン・ラミレス(マーリンズ)、ライアン・スローン(マリナーズ)、エイダン・スミス(レイズ)、ジェームス・ティブス3世(ジャイアンツ)、ラルフィ・ベラスケス(ガーディアンズ)という顔ぶれ。プロスペクト・ランキングはシーズン開幕後、規定の出場数に達した選手がプロスペクトを「卒業」して順次更新されていくため、今回選ばれた10人は更新時にトップ100入りする可能性もあるだろう。

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