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グリチックがDバックス残留へ 1年500万ドルで合意との報道

2025.2.5 10:21 Wednesday

 日本時間2月5日、ダイヤモンドバックスは自軍からFAとなっていた強打の外野手ランドール・グリチックと再契約を結んだことを発表した。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、グリチックの今季の年俸は200万ドルで、来季の契約は年俸500万ドルの相互オプション(バイアウト300万ドル)になっているという。よって、グリチックには1年500万ドルが保証されることになる。また、今季の成績に応じて50万ドルの出来高を得られるようだ。

 現在33歳のグリチックは2014年にカージナルスでメジャーデビューし、2015年から昨季まで10年連続で2ケタ本塁打をマークしている強打の外野手。1年契約でダイヤモンドバックスに加入した昨季は主に対左腕用のプラトーン要員として起用され、106試合で打率.291、12本塁打、46打点、OPS.876の好成績をマークした。対左腕では打率.319、OPS.914と猛打を発揮。また、通算200本塁打のマイルストーンにも到達した。

 ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMは「我々はオフシーズンに入ってから、ずっと連絡を取り合ってきた。彼は我々のチームに非常にフィットする選手だから」とコメント。「彼が戻ってきてくれて嬉しい。彼は昨季、我々の攻撃面において重要な戦力だった。今季は打線のパワーが少し落ちるのは間違いないけれど、特に対左腕では、彼がそれを補ってくれるだろう」と引き続き「左腕キラー」としての活躍に期待を寄せた。

 ダイヤモンドバックスの外野陣は左翼ルルデス・グリエルJr.、中堅ジェイク・マッカーシー、右翼コービン・キャロルという布陣が予定され、DHにはペイビン・スミスが入る予定。グリチックは昨季同様、主に対左腕用のDHとしての出場機会が多くなりそうだ。また、グリエルJr.を休ませるときに左翼を守ったり、キャロルを中堅にスライドさせて右翼を守ったりするケースも出てくると思われる。ヘイゼンGMは「代打としても大きな武器になるし、いずれにせよ、多くの出場機会があると思う」と語った。

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