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カブスがブルペン補強 ドジャースDFAのブレイジャー獲得へ

2025.2.5 11:13 Wednesday

 日本時間2月5日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、ドジャースは先日DFAとなった救援右腕ライアン・ブレイジャーをカブスへ放出するトレードを成立させたようだ。2年契約の最終年を迎えていたブレイジャーだが、ドジャースがカービー・イェーツを獲得したことに伴い、ロースターの40人枠から押し出されることに。アストロズからライアン・プレスリーを獲得するなど、ブルペンの整備を進めているカブスがブレイジャーも手に入れた。

 現在37歳のブレイジャーは日本プロ野球でもプレー経験があるベテラン救援右腕。レッドソックス時代の2018年にはワールドシリーズ制覇を経験した。2023年の途中からドジャースに加入し、2年900万ドルの契約を結んで残留した昨季は29試合(うち4先発)で1勝0敗、6ホールド、防御率3.54を記録。右ふくらはぎ痛による長期離脱があり、レギュラーシーズンは不完全燃焼に終わったものの、ポストシーズンでは8試合(うち2先発)に登板するなど奮闘し、自身2度目となるワールドシリーズ制覇に貢献した。

 ドジャースは今オフ、他球団を圧倒する豪華な戦力補強を進めており、そのなかでブルペンにはタナー・スコットとイェーツという大物2人が加入。ブレイジャーはロースターから押し出される形でDFAとなり、ドジャースはブレイジャーの引き取り手を探していた。トレードでの移籍となるため、ブレイジャーの残り1年450万ドルの契約はそのままカブスに引き継がれる。

 カブスは今オフ、積極的な補強を進めており、打線にカイル・タッカー、先発ローテーションにはマシュー・ボイドとコリン・レイを獲得。ブルペンはベテラン左腕のケイレブ・シールバーを加えたのが目立つ程度だったが、先月アストロズからプレスリーを獲得し、今回はブレイジャーを手に入れた。経験に乏しい若手ばかりだったブルペンに複数のベテランが加わり、一気に戦力の厚みが増した印象だ。

【追記】ブレイジャーのトレードの対価は「後日指名選手1名または金銭」と発表された。

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