ツインズがブルペン補強 ベテラン左腕のクーロムと契約合意
2025.2.5 12:08 Wednesday
静かなオフシーズンを過ごしていたツインズがブルペン補強に動いた。日本時間2月5日、ツインズはオリオールズからFAとなっていたベテラン救援左腕ダニー・クーロムと1年300万ドルの契約を結ぶことで合意。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、成績に応じた出来高も設けられているようだ。クーロムは2020~22年にツインズでプレーしており、3年ぶりの古巣復帰。右腕だらけのブルペンにおいて、貴重な戦力となりそうだ。
現在35歳のクーロムは2014年にドジャースでメジャーデビュー。アスレチックス、ツインズを経て、2023年からオリオールズでプレーしていた。昨季は6月に左ひじを痛めて長期離脱したため、33試合のみの登板にとどまったが、1勝0敗1セーブ、13ホールド、防御率2.12と安定したピッチングを披露。2023年にはキャリアで2番目に多い61試合に登板し、5勝3敗2セーブ、22ホールド、防御率2.81の好成績を残している。
ツインズは球団売却を控えている影響もあり、今オフは目立った補強がほとんどなかった。ルール5ドラフトでアイバーソン・カステヤーノ、トレードでディエゴ・カルタヤやミッキー・ガスパーを獲得しているが、FA市場でのメジャー契約は今回のクーロムが初めて。米メディア「ジ・アスレチック」は、今オフのツインズの補強資金について「おそらく500万ドル前後」と報じており、そのうち300万ドルをクーロムに投じたことになる。
ツインズのブルペンの主力はヨアン・デュラン、グリフィン・ジャックス、コール・サンズ、ブロック・スチュワート、ホルヘ・アルカラ、マイケル・トンキンと右腕ばかり。左腕は昨季不振だったコディ・ファンダーバークくらいしかいなかったため、マイナー契約でアンソニー・ミセビッチを加えていた。経験豊富なベテラン左腕のクーロムは貴重な戦力となりそうだ。