アストロズがビリー・ワグナー氏の背番号「13」を永久欠番に
2025.2.5 13:02 Wednesday
日本時間2月5日、アストロズは2025年度のアメリカ野球殿堂入り投票において、ラストチャンスの有資格10年目で悲願の殿堂入りを決めた名左腕ビリー・ワグナー氏の背番号「13」を永久欠番にすることを発表した。ワグナー氏は16年間のメジャー生活のうち、9シーズンをアストロズで過ごし、その期間にマークした225セーブは球団史上最多記録。球団史上10人目の永久欠番となり、日本時間8月17日、殿堂入りを記念したイベントのなかで永久欠番セレモニーが行われる予定だ。
アストロズの永久欠番は、ジェフ・バグウェルの「5」、クレイグ・ビジオの「7」、ジミー・ウィンの「24」、ホセ・クルーズの「25」、ジム・アンブリットの「32」、マイク・スコットの「33」、ノーラン・ライアンの「34」、ドン・ウィルソンの「40」、ラリー・ダーカーの「49」に次いでワグナー氏の「13」が10人目。このほか、ジャッキー・ロビンソンの「42」が全球団共通の欠番となっている。
アストロズは2019年に球団殿堂を創設した際、それ以降は「アメリカ野球殿堂入りを果たした選手だけを永久欠番にする」と方針を定めた。その基準を満たして永久欠番となったのは、今回のワグナー氏が初めてとなる。ワグナー氏はアメリカ野球殿堂に飾られるレリーフに彫られるキャップとして、アストロズを選択。アストロズの選手として殿堂入りするのは、バグウェルとビジオに次いで3人目となる。
なお、昨年12月に3年契約で加入した強打者クリスチャン・ウォーカーは背番号「13」のユニフォームを着ることになっていたが、ワグナー氏の永久欠番が決まったことを受けて、背番号「8」に変更されることになった。アストロズではワグナー氏以降、エリック・マンソン、ブランドン・レアード、ドミンゴ・サンタナ、エイブラハム・トロなど10人以上の選手が「13」を着用したが、昨季のクーパー・ハメルが最後の着用者となることが確定した。