English Español 韓国語

長距離砲アロンソがメッツ残留へ 2年5400万ドルで契約合意

2025.2.6 12:11 Thursday

 日本時間2月6日、長距離砲ピート・アロンソのメッツ残留が決まった。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、メッツとアロンソは2年5400万ドルの再契約を結ぶことで合意。アロンソは今季3000万ドルを得て、今季終了後にはオプトアウトの権利を行使することも可能になっているようだ。一時は「メッツはアロンソとの再契約を見送る方針」との報道も出ていたが、最終的には再契約という形に落ち着いた。

 契約の詳細は、契約ボーナス1000万ドル、今季の年俸2000万ドル、来季は年俸2400万ドルの選手オプション(アロンソに選択権があり、事実上のオプトアウト権)となる。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、アロンソには2年契約と3年契約の両方の選択肢があったものの、アロンソ自身が2年契約を選択したようだ。

 現在30歳のアロンソはメジャーデビューした2019年に53本塁打を放つなど、メジャー6年間で226本塁打を放っている長距離砲。しかし、FAを控えた重要なシーズンだった昨季は、自身初の全162試合出場を果たしたものの、打率.240、34本塁打、88打点、OPS.788と低調な成績に終わった。ポストシーズンではワイルドカード・シリーズでチームを救う一発を放つなど、13試合で打率.273、4本塁打、10打点、OPS.999と存在感を示したが、今オフのFA市場において、希望通りのオファーを得られず、苦戦が続いていた。

 他球団が続々と一塁手の補強を完了していくなか、アロンソはメッツ残留以外にほとんど選択肢がない状況となっていたが、メッツとの再契約交渉も難航。しかし、最終的には無事にメッツ残留が決まり、これで1番フランシスコ・リンドーアから始まり、2番フアン・ソト、3番マーク・ビエントス、そして4番アロンソという極めて強力な上位打線が形成されることになった。アロンソとしては今季終了後に再びFAとなり、今度こそ大型契約を獲得したいはず。気合十分で臨むシーズンとなりそうだ。

spotvnow