エンゼルスがモンカダと契約合意 レンドンと正三塁手争いか
2025.2.7 10:06 Friday
エンゼルスが内野手補強に動いた。日本時間2月7日、エンゼルスはホワイトソックスからFAとなっていたヨアン・モンカダと1年500万ドルの契約を結ぶことで合意。かつて球界ナンバーワン有望株として期待されながらも近年は相次ぐ故障に悩まされているモンカダがエンゼルスの内野陣に加わることになった。ペリー・ミナシアンGMは7年契約の6年目を迎えるアンソニー・レンドンにレギュラーの座を確約しておらず、レンドンとモンカダが正三塁手の座を争うことになるかもしれない。
現在29歳のモンカダはキューバ出身の内野手。レッドソックス入団時に超有望株として大きな注目を集め、2016年9月にメジャーデビューしたが、同年オフにクリス・セールとのトレードでホワイトソックスへ移籍した。二塁から三塁へコンバートされた2019年にブレイクし、打率.315、25本塁打、79打点、10盗塁、OPS.915の好成績をマーク。しかし、新型コロナウイルス感染の後遺症もあって、翌年以降は成績が悪化し、2022年以降は毎年故障に悩まされてるシーズンが続いている。
直近3年間では208試合しか出場できておらず、昨季は開幕直後に左内転筋を痛めて5ヶ月以上の長期離脱。デビューイヤーを除くと自己最少の12試合しか出場できず、打率.275、0本塁打、0打点、1盗塁、OPS.756に終わった。まだ29歳と決して老け込むような年齢ではなく、エンゼルスとしてはモンカダがかつての球界ナンバーワン有望株の輝きを取り戻すことに期待しているのだろう。
起用法としては、やはりレンドンと三塁のレギュラーを争う可能性が高い。2019年オフに7年2億4500万ドルの大型契約で加入したレンドンだが、移籍2年目以降は故障が続いており、60試合以上に出場したシーズンは皆無。直近4年間を合計しても、モンカダの直近3年間より少ない205試合の出場にとどまっている。もやはミナシアンGMはレンドンを不動のレギュラーとはみなしておらず、元スター選手の2人がスプリング・トレーニングで正三塁手争いを繰り広げることになりそうだ。