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ナショナルズが救援左腕ポーシェとマイナー契約 通算225登板

2025.2.8 10:14 Saturday

 ナショナルズはFAの救援左腕コリン・ポーシェとマイナー契約を結んだと、球団の公式Xで発表した。通算225登板のベテランを加え、手薄なブルペンを強化した。

 現在31歳のポーシェは2019年にレイズでデビュー。2020年と2021年はトミー・ジョン手術とそのリハビリで全休したが、それ以外の実働4年で毎年40登板以上をこなしている。2023年は66登板で防御率2.23と素晴らしい成績を残したが、昨季は43登板で防御率3.86とトーンダウン。オフはレイズからノンテンダーされ、FAとなっていた。

 ポーシェの最大の特徴は、左腕の中では最も高いアームアングル(水平から65度)から投じられる4シームだ。4シームは球速こそ平凡だが、抜群の縦変化量を誇り、ホップするように伸び上がる。しかし、昨季は球速がさらに落ちた上、縦変化量が減少。それに伴って奪三振率も、自己ワーストかつリーグ平均を下回る21.6%(平均は22.2%)に割り込んだ。4シームの威力を取り戻せるかどうかが、復活の鍵を握るだろう。

 ナショナルズにとっては、ポーシェほどの実績があり、昨季の成績も悪くない投手をマイナー契約で確保できたのは僥倖だったと言える。今オフのナショナルズは安価なベテランの獲得で補強を図っているが、ブルペンはホルヘ・ロペスを獲得したのみで補強がほぼ手つかずだった。むしろ一塁手ナサニエル・ロウの獲得のため、救援左腕ロバート・ガルシアを放出しており、ブルペンは手薄になっていた。そのため現状ポーシェは、マイナー契約ながら開幕ロスター入りの可能性が高いと見られている。

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