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パドレスが右腕シースの対価に超有望株をオリオールズに要求

2025.2.9 11:27 Sunday

 日本時間2月8日、パドレスが先発右腕ディラン・シースのトレード交渉で、オリオールズに対し二塁手ジョーダン・ウエストバーグや超有望株のコビー・メヨやサミュエル・バサヨを要求していたことを、ボルティモア地元メディア「MASN」のロッチ・クバッコ記者が伝えた。

 パドレスはウエストバーグ、メヨ、バサヨといった保有期間1年のシースには高すぎる見返りを要求していたようだ。現在25歳のウエストバーグは2年目の昨季は107試合で18本塁打、OPS.793の好成績をマーク。今季は正三塁手として開幕予定だった。23歳のメヨは、MLB公式のプロスペクトランキングで14位に入る球界屈指の有望株だ。強打が持ち味の三塁・外野手で、昨季はメジャーデビューも飾っている。20歳のバサヨも同ランキングで13位に入る、有望な攻撃型捕手だ。

 シースは間違いなくエースの実力の持ち主だが、上記の3人のような対価を得られるトレードアセットではない。シースは昨季、33先発で14勝、防御率3.47、224奪三振という素晴らしい成績をマーク。ただ、今季限りでFAとなる上、契約延長に応じる可能性はほぼない。オリオールズはエース投手を欲しているとはいえ、1年しか保有できないシースに対して高額な対価を出すことはありえないことだっただろう。

 一方のパドレスはシースの対価に「メジャーレベルで相当なバリュー」を求めていると報じられており、簡単に放出に応じるつもりはないようだ。さらにきょうになってサンディエゴ地元メディア「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者が、シース残留の可能性が高まっていることを報じた。財政難に晒されながらプレーオフを目指すパドレスとしては、納得できる対価を引き出せないなら、エースをチームに残すつもりなのかもしれない。

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