キケ・ヘルナンデスがドジャースと再契約へ 本人がSNSで公表
2025.2.10 09:27 Monday
ドジャースファンに愛されるユーティリティ・プレーヤーの残留が決まったようだ。先日、ドジャースのブランドン・ゴームスGMはキケ・ヘルナンデスとの再契約について「ドアは決して閉ざさない」と話していたが、日本時間2月10日にヘルナンデスが自身のSNSを更新。「開かれたドアを通っていく」という文章とともに動画を投稿し、ドジャースに残留することを自ら表明した。今季も内外野を守るユーティリティとして王者ドジャースを支えることになりそうだ。
現在33歳のヘルナンデスはメジャー11年間で捕手を除く全ポジションの出場経験を持つユーティリティ・プレーヤー。昨季は一塁、二塁、三塁、遊撃、左翼、右翼と6つのポジションでスタメン起用され、126試合に出場して打率.229、12本塁打、42打点、OPS.654を記録した。大舞台で輝く選手であり、ポストシーズンでは通算86試合で15本塁打、OPS.875の好成績をマーク。昨年のポストシーズンでも14試合で2本塁打、OPS.808の活躍を見せ、ワールドシリーズ制覇に貢献した。
今オフのドジャースはテオスカー・ヘルナンデス、ブレイク・トライネンとの再契約のほか、ブレイク・スネル、佐々木朗希、タナー・スコット、カービー・イェーツといった大物選手を獲得。キケ・ヘルナンデスの残留も決まり、あとはレジェンド左腕クレイトン・カーショウとの再契約を残すのみとなった。ただし、スプリング・トレーニングが始まると故障者リストの使用が可能になり、ロースターの枠を複数空けることができるため、さらなる補強に動く可能性も残されている。
大舞台に強いキケ・ヘルナンデスは、ドジャースが21世紀初となるワールドシリーズ連覇を目指すうえで、間違いなく必要な戦力。内外野の全ポジションに加え、野手登板も平然とこなすユーティリティ性はチームにとって貴重であり、今季も頼もしい戦力となってくれるはずだ。