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ドジャースがデーブ・ロバーツ監督との契約延長交渉をスタート

2025.2.10 12:19 Monday

 ドジャースは今オフ、テオスカー・ヘルナンデス、ブレイク・トライネン、キケ・ヘルナンデスの引き留めに成功しただけでなく、トミー・エドマンとの契約を延長し、ブレイク・スネル、佐々木朗希、タナー・スコット、カービー・イェーツといった大物選手の獲得にも成功した。「残すはレジェンド左腕クレイトン・カーショウとの再契約のみ」と言われているが、もう1つ大きな宿題が残っている。就任以来9年連続でポストシーズン進出を成し遂げ、2度のワールドシリーズ王者に輝いているデーブ・ロバーツ監督との契約延長だ。

 現在52歳のロバーツ監督は2016年からドジャースを率いており、106勝を挙げながらもジャイアンツに地区王者の座を奪われた2021年を除いて毎年地区優勝。2020年と2024年にはチームをワールドシリーズ制覇に導いた。現在、ドジャースとは3年契約を結んでいるが、今季はその3年契約のラストイヤー。これだけの実績を残している監督が来季以降の契約が保証されない状態でシーズン開幕を迎えることは考えにくく、スプリング・トレーニング中に契約延長が成立することが確実視されている。

 ロバーツ監督は米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のバスター・オルニー記者がホストを務めるポッドキャスト番組に出演した際、ドジャースとの契約延長交渉が「始まったばかり」であることを明言。「すべて上手くいくことを願っている。しかし、価値の問題だ。私はこの球団組織を愛しているが、自分の価値を実感したいという思いもある。それは間違いない」と語り、「これまでの実績に見合う契約を得たい」という率直な気持ちを明かした。

 昨オフ、ブリュワーズを退団したクレイグ・カウンセル監督はカブスと5年4000万ドル(年平均800万ドル)という大型契約を締結。また、昨季が契約ラストイヤーだったレッドソックスのアレックス・コーラ監督はシーズン途中に3年2175万ドル(年平均725万ドル)の契約延長を手にした。一流の監督の年俸は700万ドルから800万ドルくらいが相場となりつつあり、ロバーツ監督はこの金額を超えることを目標とするはずだ。ドジャースの資金力を考えれば、史上初となる年俸1000万ドルの監督が誕生しても決して不思議ではなく、ロバーツ監督が史上最高年俸の指揮官となるのは間違いないだろう。

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