ブレグマンの「プランB」としてターナーに注目 好打の40歳
2025.2.11 12:08 Tuesday
FA市場に残された唯一の大物アレックス・ブレグマンを巡って争う3球団(カブス、レッドソックス、タイガース)が、ブレグマンの“プランB”としてFAの内野手ジャスティン・ターナーに興味を示している。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じている。
現在40歳のターナーは、昨季139試合で11本塁打、打率.259、OPS.737をマーク。守備力は衰えて年々DHと一塁での出場が増えているが、平均以上の攻撃力は相変わらずだ。今オフは、昨季シーズン途中に加入したマリナーズからFAとなり、再契約の噂も流れていた。しかし、マリナーズはベテランUTのドノバン・ソラーノと1年350万ドルで契約し、ターナーから撤退。レッズも一時ターナーに接触していたというが、契約がないまま2月中旬を迎えている。
ローゼンタール記者は、ターナーがブレグマンのプランBとして興味を集めていると報じた。中でも大きな興味を示しているのはカブスだ。カブスはオフシーズンの大きな投資に消極的で、ブレグマンにも長期契約を提示していない。現状、正三塁手はメジャー経験が1打席もない有望株マット・ショウと目されており、ターナー獲得は保険として機能する。もはやターナーが三塁に入ることはないが、ターナーが一塁に入り、一塁手のマイケル・ブッシュを三塁に回すことも理論上可能だからだ。
加えて、ターナー側もカブスでのプレーに前向きだという。ターナーの妻コートニーはインディアナ州出身で、シカゴで夏を過ごす計画に関心がある、と同記者は報じている。
いずれにせよ、ターナーの契約が決まるのは、ブレグマン争奪戦の動向を待たねばならないだろう。カブスなどキャンプインする球団も現れる中、ここ数日で駆け込みの契約ラッシュが到来するかもしれない。