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エンゼルスが現役最多セーブのジャンセン獲得 1年契約で合意

2025.2.12 07:18 Wednesday

 エンゼルスが現役最多セーブのベテラン右腕を手に入れた。日本時間2月12日、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、エンゼルスはレッドソックスからFAとなっていたケンリー・ジャンセンと1年1000万ドルの契約を結ぶことで合意。ジャンセンは現役最多の通算871登板&447セーブを誇り、新天地エンゼルスでもクローザーを務めるとみられる。若き剛腕ベン・ジョイスはジャンセンにつなぐセットアッパーに回ることになりそうだ。

 現在37歳のジャンセンは長年ドジャースの守護神として活躍した右腕。2022年にブレーブスで41セーブを挙げ、2023年からはレッドソックスでプレーしていた。昨季は54試合に登板して54回2/3を投げ、4勝2敗27セーブ、防御率3.29、62奪三振という成績。被打率が2割を下回るなど、30代後半を迎えても力強いピッチングは健在であり、防御率はドジャースを離れてからの3年間で最も良い数値だった。ちなみに通算447セーブは歴代4位の大記録である。

 ジャンセンが加入したことにより、若き剛腕ジョイスはセットアッパーに回ることが確実。シーズン途中にはロバート・スティーブンソンがトミー・ジョン手術から戻ってくる予定であり、スティーブンソン、ジョイス、ジャンセンが揃えば、勝ちパターンの継投はかなり強固なものとなるだろう。ブルペンはこの3人を軸に、ブロック・バークとホセ・キハダの両左腕、ライアン・ゼファージャンとハンス・クラウスの両右腕らが脇を固める布陣となる。

 菊池雄星やホルヘ・ソレアを獲得するなど、オフシーズン序盤に積極的な補強を見せたエンゼルス。それ以降は比較的大人しかったが、スプリング・トレーニングの開始が近づくなかで、ヨアン・モンカダを獲得し、ティム・アンダーソンやJ・D・デービスとマイナー契約を結ぶなど、再び動きを活発化させている。ジャンセン獲得により、ブルペンにも大物が加わることになった。

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