ドジャースがカーショウと再契約へ キャンプ地に姿を見せる
2025.2.12 07:38 Wednesday
再契約が確実視されていたとはいえ、ドジャースとクレイトン・カーショウの契約動向にようやく動きがあった。日本時間2月12日、複数の米メディアが報じたところによると、ドジャースはレジェンド左腕カーショウとの再契約に合意。カーショウはすでにドジャースのキャンプ地に姿を見せており、ドジャースの一員としてメジャー18年目のシーズンを迎えることが確実となった。身体検査を経て、再契約の成立が正式に発表される見込みとなっている。
現在36歳のカーショウはメジャー17年目の昨季、左肩手術の影響で大きく出遅れただけでなく、左足親指の炎症による離脱があったため、自己最少となる7試合&30イニングしか投げられなかった。ポストシーズンも欠場し、チームのワールドシリーズ制覇を見届けたあと、左足親指と左ひざの手術を受けて今季へスタンバイ。選手オプションを破棄して一旦FAとなっていたが、ドジャースとの再契約が確実視されていた。
カーショウは3度のサイ・ヤング賞に輝き、通算212勝&2968奪三振を記録。2700イニング以上を投げて通算防御率2.50という素晴らしい数字を残しており、史上20人目となる通算3000奪三振の達成も迫っている。すでに現役引退後のアメリカ野球殿堂入りは確実だが、まだキャリアを終えるつもりはなく、今季もドジャース先発陣の一角を担うことになる。
今季のドジャースは6人制ローテーションを採用する見込みであり、そのうち4枠はブレイク・スネル、山本由伸、タイラー・グラスナウ、佐々木朗希という顔ぶれになる予定。残り2枠はトニー・ゴンソリンとダスティン・メイが入る予定だが、5月には大谷翔平がマウンドに復帰する。ここにカーショウが加わり、さらにボビー・ミラー、ランドン・ナックといった若手投手もいるため、故障者の発生にも十分に対応できる層の厚さとなっている。すべての投手が健康に開幕を迎えた場合、デーブ・ロバーツ監督は「先発投手が多すぎる」という贅沢な悩みを抱えることになりそうだ。
なお、すでに再契約合意が報じられているキケ・ヘルナンデスについて、米メディア「ジ・アスレチック」でドジャースを担当するファビアン・アルダヤ記者は1年650万ドルでの残留が決まったことを報じている。