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ホワイトソックスの若手左腕ブッシュがトミー・ジョン手術へ

2025.2.12 07:55 Wednesday

 日本時間2月12日、ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMがメディア対応を行い、昨季メジャーデビューしたばかりの若手左腕カイ・ブッシュがトミー・ジョン手術を受ける予定であることを明かした。ブッシュはメジャー2年目の今季、開幕ローテーション争いに加わることを期待されていたが、今季絶望となることが確実に。ただし、早い段階での手術となるため、来季開幕時点もしくは来季序盤に復帰するチャンスが生まれる。近いうちに60日間の故障者リストに登録されることになりそうだ。

 現在25歳のブッシュは2021年のドラフト2巡目でエンゼルスから指名を受けてプロ入り。プロ2年目の2022年にマイナーAA級で7勝4敗、防御率3.67をマークするなど、将来を期待された選手だったが、2023年7月にエンゼルスがホワイトソックスからルーカス・ジオリト(現レッドソックス)とレイナルド・ロペス(現ブレーブス)を獲得した際、プロスペクト捕手のエドガー・クエロとともにトレードの交換要員として放出された。

 ホワイトソックス移籍2年目の昨季はマイナーAA級とAAA級で合計20試合(うち18先発)に登板し、7勝4敗、防御率3.30をマーク。8月にメジャー初昇格を果たし、先発登板の機会を4度与えられたが、17回2/3を投げて16個の四球を与えるなど、課題の制球難を露呈し、0勝3敗、防御率5.60と思うような結果を残すことができなかった。メジャーのマウンドへの復帰は2026年シーズンに持ち越されることになる。

 ホワイトソックスの今季の先発陣は、新加入のベテラン左腕マーティン・ペレスを軸に、ジョナサン・キャノン、デービス・マーティン、ブライス・ウィルソンという顔ぶれが予定されている。残りの1枠は若手の競争となる見込みで、ブッシュが早々に脱落したことにより、ショーン・バーク、ドリュー・ソープ、ニック・ナストリーニ、ジェイク・イーダーらがスプリング・トレーニングを通して熾烈な争いを繰り広げることになりそうだ。

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