レッズがブルペン補強 右腕バーローと1年250万ドルで合意
2025.2.12 08:19 Wednesday
バッテリー組のスプリング・トレーニングがスタートする前日にレッズがブルペン補強に動いた。日本時間2月12日、米公式サイト「MLB.com」でレッズを担当するマーク・シェルドン記者が関係者から得た情報によると、レッズは昨年9月にガーディアンズを解雇されていた右腕スコット・バーローと1年250万ドルの契約を結ぶことで合意。また、右腕ジョシュ・ストーモントとマイナー契約で合意したことも明らかになっている。実績のある2人の右腕がブルペンに加わった。
現在32歳のバーローはロイヤルズ時代にクローザーを務めた経験があり、メジャー通算58セーブ&67ホールドの実績を持つ右腕。エニエル・デロスサントスとのトレードでパドレスからガーディアンズに加入した昨季は63試合に登板して55イニングを投げ、3勝3敗2セーブ、19ホールド、防御率4.25、68奪三振を記録したが、充実した戦力を誇るガーディアンズのブルペンから弾き出され、9月にDFA→解雇となった。
一方、現在31歳のストーモントはロイヤルズ時代の2021年に自己最多の64試合に登板し、5セーブ&16ホールド、防御率2.88をマークした実績がある右腕。2023年シーズン終了後にロイヤルズからノンテンダーFAとなり、昨季はツインズで25試合に登板して防御率3.70を記録したが、8月に解雇された。その後、カブスとマイナー契約を結んだものの、メジャー昇格を果たせず、わずか2週間ほどで解雇。それ以降は無所属の状態が続いていた。
レッズは先月、ジャイアンツとのトレードでオールスター・ゲーム出場経験もある左腕テイラー・ロジャースを獲得。クローザーのアレクシス・ディアスの脇を固めるブルペンのメンバーを強化している。今回のバーロー獲得、ストーモントとのマイナー契約もその一環と言えるだろう。ディアスは制球面に不安を抱えており、ディアスが不振に陥った際にはロジャースやバーローが代役のクローザーを務めるという展開も考えられる。