エンゼルス・レンドンが長期離脱へ 近日中に左股関節を手術
2025.2.13 09:47 Thursday
日本時間2月13日、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMはアンソニー・レンドンが近日中に左股関節の手術を受け、長期離脱する見込みであることを明かした。エンゼルス加入以来、毎年のように故障に悩まされているレンドンだが、またも長期離脱を強いられることに。過去に右股関節の手術を受けているが、今度は左股関節の手術を受けることになった。「リハビリ中に後退があった。近いうちに股関節の手術を受ける予定だ。復帰までにはしばらく時間がかかるだろう」とミナシアンGMは語っている。
レンドンは7年2億4500万ドルの大型契約でエンゼルスに加入した2020年こそ60試合中52試合に出場し、OPS.915の好成績をマークしたものの、翌年以降は故障続き。2021年は58試合、2022年は47試合、2023年は43試合、昨季は57試合、直近4年間でわずか205試合しかプレーしていない。
先日、エンゼルスはホワイトソックスからFAとなっていたヨアン・モンカダと契約合意。モンカダが正三塁手を務める見込みであることが報じられ、レンドンの役割は「未定」とされていたが、エンゼルスがモンカダ獲得に動いた裏にはレンドンの故障という事情があったようだ。レンドンはあと2年3850万ドル分の契約を残しているが、もはや三塁のレギュラーとして計算されていない状況だ。
なお、エンゼルスは昨年11月に右肩の手術を受けたザック・ネトも開幕に間に合わない可能性がある。そうした事情もあり、今オフは内野手のデプス強化に努めており、FAでモンカダやケビン・ニューマンを獲得。さらにティム・アンダーソンやJ・D・デービスともマイナー契約を結んでいる。モンカダとアンダーソンの元ホワイトソックス勢が開幕戦で三遊間コンビを形成するということも十分に考えられる。
ロン・ワシントン監督は「私はレンドンを信じている人間だから、手術による離脱は痛手だよ。すべての選択肢を検討し、前進していきたい。私にできることはそれだけだ」と語った。