カージナルス・ヌートバーが年俸調停に勝利 ドノバンは敗れる
2025.2.13 10:05 Thursday
日本時間２月13日、ラーズ・ヌートバー（カージナルス）が年俸調停に勝利したことが明らかになった。ヌートバーは今オフ、初めて年俸調停権を取得。球団側の245万ドルの提示に対し、295万ドルを希望していたが、年俸調停の結果、ヌートバーの主張が認められた。一方、同じく初めて年俸調停権を取得したブレンダン・ドノバン（カージナルス）は年俸調停に敗北。330万ドルを希望していたが、球団の主張が認められ、今季の年俸は285万ドルに決定した。
現在27歳のヌートバーはメジャー４年目の昨季、109試合に出場して打率.244、12本塁打、45打点、７盗塁、出塁率.342、OPS.759をマーク。２度の故障離脱があり、２年連続となる規定打席到達は果たせなかった。しかし、スタットキャストの各指標では好成績を残しており、今季のブレイク候補に挙げる声も多い。年俸調停権を取得したことで年俸が大幅にアップしたが、今季の活躍次第ではさらなる年俸アップも期待できる。
現在28歳のドノバンはメジャー３年目の昨季、自己最多の153試合に出場して打率.278、14本塁打、73打点、５盗塁、出塁率.342、OPS.759をマーク。主に左翼と二塁を守りながらレギュラーとして出場を続け、自身初の規定打席到達を果たした。「MLBネットワーク」のポジション別ランキングで二塁手部門の４位に選出されるなど、その実力を高く評価されている選手だが、年俸調停では球団の主張が認められる結果となった。
今オフの年俸調停はほぼ終了。メジャー全体で、残りはアンドレ・パランテ（カージナルス）とナサニエル・ロウ（ナショナルズ）の２人だけとなっており、この２人の年俸調停は今週中に行われる予定だ。ヌートバーとドノバンを含め、ここまで７人の選手が年俸調停に臨んでおり、結果は球団側が４勝、選手側が３勝。ヌートバーのほか、ミッキー・モニアック（エンゼルス）とルイス・レンヒーフォ（エンゼルス）が希望通りの年俸を手にしている。
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