ブリュワーズが便利屋左腕アレクサンダーとの１年契約を発表
2025.2.13 11:11 Thursday
日本時間２月13日、ブリュワーズはレイズからノンテンダーＦＡとなっていた左腕タイラー・アレクサンダーと１年契約を結んだことを発表した。移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」によると、アレクサンダーの今季の基本給は100万ドル。あとは投球イニング数に応じて出来高が発生する仕組みとなっており、40イニングで５万ドル、60イニングで10万ドル、80イニングで12万5000ドル、90イニングで15万ドル、100イニングで17万5000ドル、110イニングと120イニングで各20万ドル、合計100万ドルを獲得できる。
現在30歳のアレクサンダーはメジャー６年間で毎年、先発とリリーフの両方をこなしてきた便利屋左腕。レイズへ移籍した昨季は23試合（うち９先発）に登板して自己最多の107回2/3を投げ、６勝５敗、防御率5.10、90奪三振をマークしたが、シーズン終了後にノンテンダーＦＡとなった。ブリュワーズは先発、ブルペンとも陣容が完全には固まっておらず、アレクサンダーは持ち前のユーティリティ性を生かして、チーム状況に合わせながら先発とリリーフを兼任することになりそうだ。
ブリュワーズは今オフ、守護神デビン・ウィリアムスをトレードで放出するという大きな動きがあった以外は、それほど目立った動きは見せていない。ウィリアムスの対価としてネスター・コルテスとケイレブ・ダービンを獲得したのを除くと、エルビン・ロドリゲスやグラント・ウルフラムとメジャー契約を結んだのが目立つ程度だ。
現在26歳のロドリゲスは2022年にタイガースで７試合、2023年にレイズで１試合だけ登板した右腕。2023年７月に日本プロ野球の東京ヤクルトスワローズに入団し、昨季は32試合で１勝１敗１セーブ、８ホールド、防御率1.80をマークしたが、オフに自由契約となり、メジャー復帰を選択した。
現在28歳のウルフラムはメジャー経験のない左腕。昨季はレンジャーズ傘下のマイナーＡＡ級とAAA級で46試合に登板して60回1/3を投げ、４勝１敗６セーブ、５ホールド、防御率3.13、69奪三振をマークした。身長203センチ、体重108キロという大型左腕で、今季は自身初のメジャー昇格を目指すことになる。
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