パドレスが先発補強 右腕ピベッタと4年5500万ドルで契約合意
2025.2.13 11:24 Thursday
日本時間2月13日、パドレスがレッドソックスからFAとなっていた右腕ニック・ピベッタと4年契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が詳細を報じている。パッサン記者によると、契約条件は4年5500万ドルで、2年目と3年目のシーズン終了後にオプトアウト可能。契約ボーナスとして300万ドルが支払われるが、パドレスの予算制約もあり、今季の年俸はわずか100万ドルになっているという。
レッドソックスからのクオリファイング・オファーを拒否したあと、FA市場に残ったままとなっていたピベッタの移籍先がようやく決まった。ジョー・マスグローブが今季絶望のため、先発投手の補強が急務となっていたパドレスだ。ただし、パドレスの予算制約もあり、かなり特殊な契約構造となっている。
パッサン記者によると、4年5500万ドルの内訳は、契約ボーナス300万ドル、今季の年俸100万ドル、来季の年俸1900万ドル、2027年の年俸1400万ドル、2028年の年俸1800万ドル。2年目と3年目のシーズン終了後にオプトアウト可能となっており、「2年2300万ドル」「3年3700万ドル」「4年5500万ドル」という3つのパターンが考えられる。
まもなく32歳の誕生日を迎えるピベッタはカナダ出身の右腕。2022年から2年連続で2ケタ勝利をマークし、昨季は27試合(うち26先発)に登板して6勝12敗、防御率4.14、172奪三振という成績だった。三振奪取能力の高さが特徴で、メジャー通算の奪三振率は9.96。2023年は11.54、昨季も10.63とハイペースで三振を奪っている。
ピベッタ獲得により、パドレスの先発陣はディラン・シース、マイケル・キング、ダルビッシュ有、ピベッタで4番手まで確定。先発ローテーションの最後の1枠はスプリング・トレーニングでの競争となりそうだ。