タイガースがブルペン補強 ブレビアと1年275万ドルで合意
2025.2.13 11:43 Thursday
トミー・ケインリーを獲得したタイガースがさらなるブルペン補強に動いた。日本時間2月13日、タイガースはブレーブスからFAとなっていた右腕ジョン・ブレビアを獲得したことを発表。契約条件は1年275万ドル+球団オプション1年となっている。今季の年俸は225万ドルで、来季は年俸400万ドルの球団オプション(またはバイアウト50万ドル)。なお、登板試合数と完了試合数に応じた出来高が設けられており、さらに今季の登板試合数と完了試合数に応じて来季の球団オプションの金額も上昇する仕組みのようだ。
現在34歳のブレビアはこれまでカージナルスとジャイアンツでブルペンの一角を担ってきたベテラン右腕。昨季はホワイトソックスで54試合に登板したものの、8月下旬に解雇されてブレーブスへ移籍し、2球団合計で59試合に登板して55回1/3を投げ、0勝6敗2セーブ、14ホールド、防御率5.86という成績だった。ブレーブス移籍後は成績を向上させており、タイガースはそこに目を付けたのかもしれない。
ブレビアはジャイアンツ時代の2022年に自己最多かつリーグ最多の76試合に登板し、キャリアハイの18ホールドを挙げているが、タイガースのスコット・ハリス編成本部長はその当時、ジャイアンツのGMを務めていた。ハリス編成本部長がジャイアンツ時代の活躍を知っていることも今回の契約を後押ししたに違いない。
今オフのタイガースは、打線にグレイバー・トーレス、先発陣にはジャック・フラハティとアレックス・カッブを補強。ブルペンは先月ケインリーを獲得しただけだったが、さらに実績十分のベテラン右腕が加わることになった。カッブが股関節の故障で開幕に間に合わない見込みとなったのは残念だが、躍進を遂げた昨季より戦力アップしているのは間違いなく、今季は2年連続のポストシーズン進出だけでなく、11年ぶりの地区優勝、さらにその先を目指していくシーズンとなりそうだ。