Ｒソックスがブレグマン獲得　３年１億2000万ドルで契約合意

2025.2.13 12:44 Thursday

　日本時間２月13日、レッドソックスがアストロズからＦＡとなっていたアレックス・ブレグマンと３年１億2000万ドルの契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。２つのオプトアウト権が与えられており、ブレグマンは毎年シーズン終了後にオプトアウトするかどうかを選択できる。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、ブレグマンのもとには６年１億7000万ドルのオファーが届いていたようだが、ブレグマンは年平均額が高くなるレッドソックスとの短期契約を選択した。

　長引いていたブレグマン争奪戦がようやく決着した。６年以上の長期契約を希望し、短期契約には応じない姿勢を示していたブレグマンだが、最終的には年平均4000万ドルというレッドソックスからの３年契約のオファーを受け入れることに。ブレグマンはキャリアを通してレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークを得意としており、今季レッドソックスで好成績を残し、自身の価値を上げたうえで再びＦＡになることを目論んでいるのだろう。

　レッドソックスがブレグマンをどのポジションで起用するかは不透明だが、三塁に主砲ラファエル・デバースがいるため、ブレグマンを二塁手として起用するプランが有力。その場合、内野は一塁トリストン・カサス、二塁ブレグマン、三塁デバース、遊撃トレバー・ストーリーという顔ぶれになり、ブレグマンが二塁に入ることで、トップ・プロスペクトのクリスチャン・キャンベルの昇格を急ぐ必要もなくなる。ブレグマンが三塁に入り、デバースが指名打者に回る場合は、吉田正尚の出場機会に大きな影響を与えることが予想される。

　現在30歳のブレグマンはアストロズの黄金期を支えてきた三塁手。メジャー９年目の昨季は145試合に出場して打率.260、26本塁打、75打点、３盗塁、OPS.768を記録し、守備面ではキャリア初のゴールドグラブ賞に輝いた。