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Rソックスのブレグマン獲得で吉田正尚のトレード話が再燃か

2025.2.13 13:14 Thursday

 日本時間2月13日、レッドソックスがアレックス・ブレグマンと3年1億2000万ドルで合意したことが明らかになった。昨季ゴールドグラブ賞に輝いたブレグマンだが、レッドソックスの三塁には主砲ラファエル・デバースがおり、新天地での起用法が注目される。もしブレグマンがレッドソックスの三塁を守ることになった場合、デバースがDHに回るため、吉田正尚の出場機会に大きな影響を与える可能性が高い。吉田のトレードに向けた動きが再燃する可能性もありそうだ。

 米公式サイト「MLB.com」でレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者は「ブレグマンがレッドソックスで二塁を守る可能性は低いと思う」との見解を示している。「ブレグマンはチーム内で最高の三塁手なのだから、彼に二塁を守らせるのは理屈に合わない」というのがその理由だ。そして「チームを去る可能性が最も高いのは吉田だ。面白いことになりそうだ」と付け加え、レッドソックスが今後、吉田のトレードに向けて動いていくことを予想した。

 ブレグマンは条件次第では二塁を守ることにも前向きな姿勢を示していると言われており、レッドソックスには三塁デバース、一塁トリストン・カサス、DH吉田という布陣を維持したまま、二塁にブレグマンを据えるという選択肢もある。しかし、トップ・プロスペクトのクリスチャン・キャンベルのメジャー昇格が迫っている状況で、ブレグマンがプロスペクトの出場機会をブロックしてしまうことは避けたいはず。デバースを一塁に回し、カサスをトレードに使うという選択肢もあるが、レッドソックスはカサスのトレードには消極的で、やはりトレードの可能性が高いのは吉田だろう。

 しかし、吉田の残り3年5580万ドル(年平均1860万ドル)という契約は他球団にとって簡単に受け入れられるものではなく、レッドソックスの吉田放出に向けた動きは難航することが予想される。実際、今オフはマリナーズが吉田の契約引き取りを拒否したことが明らかになっている。レッドソックスが吉田を放出するためには、多額の年俸負担に応じることが必要になるのは確実だろう。

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