ドジャースがカーショウとの再契約を正式発表　１年750万ドル

2025.2.14 10:23 Friday

　日本時間２月14日、ドジャースは自軍からＦＡとなっていたレジェンド左腕クレイトン・カーショウと１年750万ドルで再契約を結んだことを正式に発表した。カーショウは「スポーツ界全体を見渡しても、１つのチームでキャリアを全うできる選手は多くない。それは特別なことだ。キャリアのすべてをこのチームで過ごすことは、間違いなく私の目標だ」と語り、「生涯ドジャース」を宣言。カーショウは今季がドジャースでプレーする18年目のシーズンだが、これは球団タイ記録となる。

　米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者によると、カーショウの基本給は750万ドルだが、先発登板数やアクティブ・ロースター登録日数に応じた出来高が設けられているという。13先発、14先発、15先発、16先発をクリアすると各100万ドルをゲット。また、アクティブ・ロースター登録30日で250万ドル、60日で100万ドル、90日で100万ドルを獲得できる。よって、カーショウはアクティブ・ロースターに90日間登録されたうえで16試合に先発すれば850万ドルの出来高が発生し、得られる総額は1600万ドルになる。

　カーショウは昨季終了後、左足親指と左ひざの手術を受けており、今季は60日間の故障者リストに登録された状態で開幕を迎える見込みとなっている。よって、戦列復帰は最短でも５月下旬ごろ。カーショウは「それくらいの時期には復帰できる状態になっていると思う」と話している。５月下旬に復帰し、残りのシーズンを健康に過ごすことができれば、出来高を満額ゲットすることは十分に可能だ。

　現在36歳のカーショウはメジャー17年間で通算212勝、2968奪三振、防御率2.50という素晴らしい成績をマーク。最優秀防御率５度、サイ・ヤング賞３度、投手三冠（2011年）、MVP（2014年）といった輝かしい実績を誇り、将来のアメリカ野球殿堂入りを確実視されている。あとは、いつまで現役を続け、どこまで数字を伸ばすか。メジャー18年目のシーズンに向けて、カーショウは自分のペースで準備を進めていく。