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ガーディアンズが右腕ジュニスを獲得 1年450万ドルで合意

2025.2.14 15:07 Friday

 日本時間2月14日、ガーディアンズがレッズからFAとなっていた便利屋右腕ジェイコブ・ジュニスと1年450万ドルで合意したことが明らかになった。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のカイリー・マクダニエル記者が報じている。ジュニスは先発もリリーフもこなせるユーティリティ性の高い投手で、2020年以降は5年連続で先発とリリーフの両方で起用されている。ガーディアンズのスティーブン・ボート監督にとって、非常に頼もしい戦力がチームに加わることになった。

 現在32歳のジュニスは2011年ドラフト29巡目指名でロイヤルズに入団し、2017年にメジャーデビュー。2018年は30試合、2019年は31試合に先発し、デビューから3年連続で9勝を挙げた。2022年からジャイアンツに移り、2023年には自己最多の40試合(うち4先発)に登板。昨季はブリュワーズで開幕を迎えたあと、シーズン途中でレッズへ移籍し、2球団合計で24試合(うち6先発)に登板して4勝0敗1セーブ、防御率2.69をマークした。

 ガーディアンズは先発ローテーション入りが当確と言えるのがエース格のタナー・バイビーだけという状況。元サイ・ヤング賞投手のシェーン・ビーバーはトミー・ジョン手術のリハビリで開幕には間に合わず、ローテーションの2~4番手はベン・ライブリー、ギャビン・ウィリアムス、ルイス・L・オルティスが入ることが予想される。5番手はトリストン・マッケンジー、ジョーイ・キャンティロ、スレイド・セコーニ、ローガン・アレンらの競争となるが、ジュニスもこの5番手争いに加わる可能性がある。

 もしジュニスがローテーション争いに敗れたとしてもロングリリーフをこなせるリリーバーとして貴重な戦力になる。ガーディアンズは昨季主にロングリリーフを担当したペドロ・アビラが退団。50試合で74回2/3を投げたアビラの穴埋めがジュニスに求められる最優先の役割となるだろう。普段はロングリリーフとして、故障者が発生すればローテーションの穴埋め要員として、何でもこなせるジュニスはボート監督に重宝される存在となるはずだ。

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