Ｄバックスが救援右腕グレイブマンと１年契約 ブルペンに厚み
2025.2.15 14:07 Saturday
日本時間２月15日、ダイヤモンドバックスが救援右腕ケンドール・グレイブマンと１年契約を結んだと米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェシー・ロジャース記者らが伝えた。ダイヤモンドバックスは最大の懸念だったブルペンにベテランを加え、補強の仕上げを行った。
現在34歳のグレイブマンはキャリアの初期はアスレチックスで先発投手としてプレー。しかし、2018年にトミー・ジョン手術を受けたことを機に救援に本格転向し、2021年にマリナーズで救援として大ブレイクした。2021年から2023年までの３シーズンは救援として118登板をこなし、防御率2.53と非常に安定した成績を残していた。
しかし、昨季はシーズン前に右肩の手術を受けてシーズンを全休。１年間のブランクが空くことになったが、ダイヤモンドバックスはそれでもグレイブマンを１年135万ドル（最大330万ドル）の契約で迎え入れた。健康ならばグレイブマンは平均95マイル（153キロ）以上のターボシンカーと鋭いスライダーで凡打と空振りを量産する投手であり、復活の可能性に賭けた形だ。
昨季ブルペン防御率がメジャー25位に終わったダイヤモンドバックスは、ブルペンに大きな補強を施していなかった。昨季までセットアップだったジャスティン・マルティネス、Ａ・Ｊ・パク、ケビン・ギンケルのトリオこそ強力だが、層は決して厚くない。経験豊富なグレイブマンを新たに加え、激戦区のナ・リーグ西地区に挑むことになる。
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