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ドジャースが大谷復帰まで5人ローテ採用 山本、佐々木への影響は

2025.2.15 14:43 Saturday

 日本時間2月15日、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は、大谷翔平が投手として復帰するまでは5人の先発投手でローテーションを回すことを発表。昨季も登板間隔を調整されていた山本由伸、そして故障のリスクが懸念される佐々木朗希を擁し、6人ローテを採用することが基本路線と見られていたが、4月のスケジュールを鑑みて変更を加えたようだ。

 ドジャースはオフシーズンの間、中4日でローテを回したことがない山本、佐々木、そして故障から二刀流復活を目指す大谷に配慮し、6人ローテでシーズンに挑むことを公言していた。しかし、大谷の投手復帰は5月頃と見られ、シーズン序盤のスケジュールであれば山本と佐々木に十分な中日を与えることが可能なため、ひとまずは伝統的な5人ローテで開幕することになりそうだ。フリードマンは「山本と佐々木にとって意味のあるスケジュールであれば、どんなスケジュールでも組めると思う」「休みの日と選手層の厚さがあれば、創造性を発揮できるだろう」とコメントしている。

 例えば、仮に山本と佐々木が先発3・4番手で本土開幕を迎えた場合(日本開幕戦では2人の先発が予想されているが)、中4日で先発しなければならないのは日本時間4月17日のロッキーズ戦(先発3番手)と5月1日のマーリンズ戦(先発4番手)の2試合のみしかない。そこにスポットの先発を入れれば、ドジャースは山本と佐々木を中5日以上の間隔で回すことができる。スポットの先発要員も豊富だ。先発ローテの椅子が5人に絞られたことにより、ダスティン・メイとトニー・ゴンソリンという2人の先発ローテ争いのフロントランナーのどちらかがブルペンに回ることになる。その2人のどちらか以外でも、マイナーにはボビー・ミラー、ランドン・ナックといったメジャーで先発経験のある投手が控えている。

 5人ローテで挑むメリットは、ブルペンの負担を減らせることだ。アクティブロスター26人の内、投手数の上限は13人。6人の先発投手をロースターに置けば、ブルペンに置ける救援投手は7人のみだが、5人ローテならば救援投手を8人確保できる。デーブ・ロバーツ監督は、シーズン最初の1か月以上もの間、人員不足のブルペンを管理するのは困難だと予想していたが、5人ローテの採用でその心配は無くなった。

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