DH起用のカブス・鈴木 監督はコミュニケーション不足の改善誓う
2025.2.15 16:55 Saturday
日本時間2月15日、カブスは野手もキャンプに合流し、日本開幕戦に向けたスタートを切った。カブスの主砲・鈴木誠也は今季フルタイムのDHとしてプレーすることになる。ポジション変更に関するクレイグ・カウンセル監督とのコミュニケーションについて、鈴木は「去年はコミュニケーションがしっかり取れていなかった」と率直に明かし、カウンセル監督もコミュニケーション不足の改善を誓った。地元メディア「マーキー・スポーツ・ネットワーク」が報じている。
現在30歳の鈴木誠也は昨季、21本塁打、OPS.848とキャリアハイの打撃成績を残した。一方、守備力に長ける外野手が多いチーム事情から、外野守備に就く機会は激減。今季もスター外野手のカイル・タッカーが新たに加入したことで、開幕からフルタイムのDHを担う予定だ。
鈴木は代理人のジョエル・ウルフ氏がウインター・ミーティングで語っていた通り、本職の右翼手からフルタイムのDHになることに対して消極的だった。しかし、鈴木は「任されたところで全力を出すだけ。DHだろうが、守備に就こうが、自分のやれることはしっかりやらないといけないと思いますし、そのために準備もしっかりしていきたい」と、与えられた役割について前向きなコメントを残した。
また、カウンセル監督とのポジション変更についての会話について問われると「去年はコミュニケーションがしっかり取れていなかった。今年に関しては取っていこうという話をお互いした」とコメント。鈴木とのコミュニケーション不足についてはカウンセル監督も「私自身の責任」と認め、「残念ながら、言葉の壁があると怠けてしまうことがある。それは私の責任だ。私はもう少し上手くならないといけないし、そうするつもりだ。それは誠也に約束したことだし、そのために一生懸命努力するつもりだ」と改善を誓った。現役屈指の名将として知られるカウンセル監督も、日本人選手を指導するのは初めてのことで、至らないところがあったと感じているようだ。